阿蘇のジオサイト紹介

6.仙酔峡ジオサイト

仙酔峡ジオサイト

岩峰と高山植物

 カルデラ内の火山群は、高岳(1,592m)、根子岳(1,433m)、中岳(1,506m)、杵島岳(1,321m)、烏帽子岳(1,337m)の"阿蘇五岳"をはじめとする多くの山体で構成されています。なかでも、中岳・高岳山頂付近には、岩場が多い荒涼とした景観が広がります。その一方で、この一帯はミヤマキリシマの一大群生地。毎年5~6月に5万本もの自生のミヤマキリシマが渓谷を埋め尽くします。

関連ジオポイント

仙酔峡

仙酔峡は、中央火口丘群北斜面に広がる岩場地域。中岳へのロープウェーが架かり、中岳の活動火口の東側に行くことができます。また、周辺には厳しい環境にも強いミヤマキリシマの群落が自生。毎年5月頃になると、美しい花が岩場の斜面一面をピンク色にいろどり、多くの観光客でにぎわいます。