阿蘇のジオサイト紹介

23.らくだ山ジオサイト

らくだ山ジオサイト

貫入岩がつくる景観

 らくだ山が貫入岩であることがよく理解できるサイト。岩体には容易に接近できるため、岩脈の外殻面や段面の柱状節理の形状をじっくりと観察することができます。周辺にはビジターセンターと、それに併設して野草園もあり、阿蘇における野生植物の生態を観察できます。

らくだ山

阿蘇カルデラ南東部のカルデラ壁を構成する先阿蘇火山岩(玄武岩質火砕岩類)を切って貫入した岩脈で、厚さ約5m、ほぼ東西方面に長さ数十m以上にわたって露出しています。南や北側から眺めると、岩体上部の起伏がラクダの背のように見えることからこの名があります。

関連ジオポイント
南阿蘇ビジターセンター・阿蘇野草園

南阿蘇ビジターセンター・阿蘇野草園

自然と人々の暮らしを紹介し、自然とのふれあいを楽しんでもらうために設置されています。阿蘇の多種多様な植物を、自然に近い形で観察できるよう整備した阿蘇野草園を併設しています。係員が野草園を案内したり、観察会を実施するなど、活発な活動が行われています。

阿蘇フォークスクール

阿蘇フォークスクール

阿蘇フォークスクールは、1951年に建設された元小学校。2003年、旧上色見小学校の閉校を機に、昔ながらの原風景を持つ木造校舎を後世に残そうと、地元の卒業生や工芸家、作家などが集まって立ち上げられました。先人達の暮らしの知恵や文化を学ぶ場を提供する事を目的の一つとした施設です。