平成28年熊本地震により、阿蘇ジオパーク内全33ヵ所のジオサイトのうち、30ヵ所にて被害が発生しました。
皆さまの温かいご支援やご協力をいただき、復旧・復興が進んでおり、現在では、多くのジオサイトへアクセスが可能となっております。
阿蘇山上へのルートは、JR阿蘇駅前より、県道111号線(通称:東登山道)で草千里ヶ浜、阿蘇火山博物館まで通行可能です。(片側交互通行規制 通行可能時間:7:30 ~ 18:00)
または、九州産交バス阿蘇火口線をご利用できます。
詳細:http://www.kyusanko.co.jp/sankobus/aso_sen/
阿蘇中岳をはじめ、阿蘇五岳への立入は、噴火警戒レベル3の発令の為、規制されています。
最新情報は、以下リンクをご覧ください。
阿蘇中岳火口規制:http://www.aso.ne.jp/~volcano/
阿蘇山登山規制:http://www.pref.kumamoto.jp/kenhoku/kiji_10328.html?type=top
大観峰カルデラジオサイトへ、公共交通機関をご利用の場合は、大観峰ライナーが好評です。
【運行期間】2016年10月1日(土)~2017年1月31日(火)毎日運行
http://www.kyusanko.co.jp/sankobus_top/sites/all/themes/SankobusTop/pdf/DL.pdf
また、アクセス可能なサイトにおきましては、阿蘇ジオパークガイドによるジオツアーを再開しております。詳細、お申込みは、以下阿蘇ジオパークガイド協会のHPをご覧ください!
阿蘇ジオパークガイド協会:http://www.aso-geopark.jp/kyoukai/
アクセス状況は、今後の気象動向により変動が予想されます。来訪時は、各サイトの最新情報をご確認の上、地球の営みを綴る阿蘇ジオパークをお楽しみください。
12月1日現在
番 号 |
ジオサイト名 | ジオポイント名 | 被害状況 | アクセス状況 |
---|---|---|---|---|
1 | 大観峰カルデラジオサイト | 阿蘇カルデラ | ー | - |
大観峰 | ー | 可能 | ||
アカホヤ火山灰 | ー | 可能 | ||
2 | 中岳ジオサイト | 中岳火口 | 調査中 | 通行止 |
砂千里ヶ浜 | 調査中 | 通行止 | ||
3 | 草千里ジオサイト | 草千里ヶ浜 | 表層崩壊、トレッキングルート調査中 | 可能 |
阿蘇火山博物館 | 建物構造調査中・11/1より仮オープン | 可能 | ||
草千里ヶ浜展望所 | 路面崩壊、土砂崩れ | 通行止 | ||
烏帽子岳 | 2012年九州北部豪雨災害から更に表層崩壊拡大、特に南斜面の崩壊が大きく、山頂も崩壊あり。トレッキングルート調査中 | 登山禁止 | ||
4 | 米塚ジオサイト | 米塚 | 火口縁、斜面に亀裂。山肌のたわみ。 | 通行止 |
上米塚 | スコリア丘の内部構造が観察できていた断面が崩壊。新たな断面が現れている。崩壊による土砂で解説板が埋没 | 通行止 | ||
5 | 古坊中ジオサイト | 古坊中 | 阿蘇山本堂西巌殿寺奥ノ院:建物の傾き、瓦落下 | 通行止 |
6 | 仙酔峡ジオサイト | 仙酔峡 | 道路一部崩壊、一部土砂崩落。九州北部豪雨での山腹崩壊が更に拡大。 | 通行止 |
高岳 | 表層崩壊 | 登山禁止 | ||
7 | 杵島岳ジオサイト | 杵島岳 | 多くの箇所で表層崩壊。(環境省によると、多くの箇所で亀裂あり、火口の中に土砂崩落、ミヤマキリシマの群生も崩落) | 登山禁止 |
往生岳 | 表層崩壊 | 登山禁止 | ||
8 | 麓坊中ジオサイト | 西巖殿寺 | 西巌殿寺:瓦落下、灯篭倒壊 | 可能 |
ASO田園空間博物館 | 営業再開中 | 可能 | ||
9 | 荻岳ジオサイト | 荻岳 | ウォーキングセンター~頂上コースは異常なし。周回コースは調査中。 (麓の荻神社は石垣にズレが生じ立入禁止) |
可能 |
10 | 古閑の滝ジオサイト | 古閑の滝 | 九州北部豪雨時から更に土砂崩落拡大、ルート上に落石あり | 可能 |
11 | 火山の神ジオサイト | 阿蘇神社 | 楼門、拝殿の倒壊、3つの神殿破損 | 可能 |
国造神社 | 鳥居、灯篭倒壊 本殿前の鳥居にヒビあり。 (復旧済) |
可能 | ||
中通古墳群 | 小嵐山脇の道路に落石。調査中 | 可能 | ||
上御倉・下御倉古墳 | 調査中 | 可能 | ||
霜神社 | 鳥居、灯篭倒壊 | 可能 | ||
12 | 阿蘇谷湧泉群ジオサイト | 宮地・役犬原地区湧水群 | 門前町水基:一部枯渇 | 可能 |
13 | 二重峠ジオサイト | 二重峠 | 一部道路崩壊、落石あり 二重の峠展望所:アクセス可能 |
可能 |
参勤交代道 | 一部石畳との間に5cm程のズレ | 可能 | ||
的石御茶屋跡泉水 | 鳥居崩壊、御茶屋跡倒壊、御堂破損 | 可能 | ||
的石 | ー | 可能 | ||
14 | 阿蘇黄土ジオサイト | 阿蘇黄土 | ー | 可能 |
15 | 内牧温泉ジオサイト | 内牧温泉 | 数ヶ所で温泉湧出なし | 可能 |
16 | ミルクロード草原ジオサイト | 草原景観 | 多くの箇所で土砂崩落 | ミルクロード可能 |
17 | 押戸石ジオサイト | 押戸石 | ー | 可能 |
18 | 北外輪火砕流ジオサイト | 鍋ヶ滝 | ー | 可能 |
遊水峡 | ー | 可能 | ||
七滝 | 九州北部豪雨後から立入不可 | 通行止 | ||
阿蘇火砕流の堆積面(やまなみ道路) | ー | 可能 | ||
19 | 小国郷温泉ジオサイト | 南小国温泉郷、杖立温泉、すずめ地獄、わいた温泉郷 | 地震直後:すずめ地獄の配管破損(修理済) | 可能 |
20 | 池山・山吹ジオサイト | 池山水源 | ー | 可能 |
山吹水源 | ー | 可能 | ||
21 | 参勤交代道ジオサイト | 参勤交代道 | 境の松坂の石畳は落石があり通行止め | 一部通行止め |
22 | 草部ジオサイト | 草部吉見神社 | ー | 可能 |
23 | らくだ山ジオサイト | らくだ山、南阿蘇ビジターセンター・阿蘇野草園、阿蘇フォークスクール、根子岳 | 根子岳:一部崩落 | 根子岳一部ルート以外、可能 |
24 | 南阿蘇湧泉群ジオサイト | 南阿蘇村湧水群、高森湧水トンネル | 塩井社水源:水枯れ、御堂の倒壊 /白川水源、寺坂水源など、多くの水源地でも、鳥居、灯篭の倒壊、御堂や小屋の損壊 | 可能 |
25 | 地獄・垂玉温泉ジオサイト | 池の窪、地獄・垂玉温泉 | 土砂崩落の為、道路寸断。山口旅館、地獄温泉清風荘:休業中。一部断水。すずめの湯:泥湯あり。金龍の滝:崩壊。池の窪:亀裂あり、地獄温泉から池の窪までの農道寸断。 | 通行止 |
26 | 南郷谷ジオサイト | 南郷谷の段丘地形 | 調査中 | 可能 |
27 | 羅漢山ジオサイト | 羅漢山奇石群、地蔵峠岩脈群 | 羅漢山は大きな被害なし。十六羅漢の石仏への被害は見られなかったが、近辺で落石あり。 | 可能 |
28 | 俵山峠カルデラジオサイト | 阿蘇カルデラ、俵山展望所 | 展望所の被害なし。一部道路で土砂崩落。 | 通行止 |
29 | 立野峡谷ジオサイト | 立野峡谷、鮎返りの滝、数鹿流ヶ滝 | 立野峡谷:柱状節理大きく崩壊、鮎返りの滝:土砂崩落、北向山原生林:土砂崩落、草木が土砂に埋まる | 通行止 |
30 | 白糸の滝ジオサイト | 白糸の滝 | 崖、土砂崩落 | 通行止 |
31 | 大峯火山ジオサイト | 大峯火山と高遊原台地 | 調査中 | 通行止 |
32 | 蘇陽峡ジオサイト | 蘇陽峡 | 蘇陽峡を一望できる長崎鼻展望台までの町道、駐車場は被災なし。一部町道(遊歩道)が崩壊の為、通行止め。 | 可能 |
33 | 幣立宮ジオサイト | 幣立宮 | 調査中 | 可能 |