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第6回 火山と環境シンポジウム「阿蘇はみんなの宝もの!」が開催されました

1月22日(日)に6回目となった阿蘇火山博物館が主催する「火山と環境シンポジウム」が阿蘇火山博物館の3階マルチホールにて開催されました。今回のシンポジウムでは阿蘇ジオパーク推進協議会も共催者として加わり阿蘇ジオパークにおける教育普及活動の一環として開催への協力を行いました。スペシャル講師としてお迎えした南阿蘇ビジターセンターの国村真希さんからは「いきものの宝庫、阿蘇~いきものの不思議、大発見!~」と題して阿蘇の自然や動植物についてクイズを交えた楽しいお話しを講演いただきました。

その後、この日の主役、「めざせ一流!われら阿蘇の研究者」として、南阿蘇村立立野小学校4・5・6年生、阿蘇市立坂梨小学校4年生、阿蘇市立宮地小学校5年生、南阿蘇村立中松小学校4年生の四つの阿蘇地域の小学校の子どもたちによる研究発表会が行われました。阿蘇カルデラの唯一の切れ目、立野に位置する立野小学校のこどもたちは自分たちが住む地域で特徴的に見られる独特の地形や風と人々の暮らしについて、南阿蘇の中松小学校のこどもたちは自分たちの住む南阿蘇の湧水群と阿蘇火山との関係について、阿蘇市の2校の小学校のこどもたちは阿蘇の草原保全の大切さについて、それぞれ今まで学んだことや調べたこと、そこからわかったことなどをステージ上で楽しい劇仕立てやクイズ形式で発表してもらい、子どもたちによる大人顔負けの立派な研究発表会となりました。

また会場入り口に掲示されたポスターによる研究発表の展示も素晴らしい内容で、シンポジウム見学へ足を運ばれた来館のみなさまに大変に好評でした。最後のなんでもQ&Aコーナーでは阿蘇ジオパーク学術顧問でもある阿蘇火山博物館顧問の須藤靖明先生、横山勝三先生、渡邉一徳先生と火山博物館の池辺館長、ゲスト講師の国村さんを加えた回答者により、会場から次々と寄せられる質問にお答えいただき、盛況のうちに終了いたしました。

来年も引き続き、第7回目の「火山と環境シンポジウム」を開催予定です。