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地域巡回講座「阿蘇ジオパークを語ろう！」第二回目を開講しました
前回と同じく最初に事務局から「阿蘇ジオパーク」の概要説明を行った後、講師の渡邉先生より南阿蘇村にあるジオサイトについてのお話を中心とした講演を行っていただきました。
ご参加いただいた南阿蘇村商工会の皆様は渡邉先生による地元・南阿蘇村の代表的なジオサイト「南阿蘇村湧泉群」や「立野峡谷」、「鮎返りの滝」などについてのお話や、阿蘇カルデラ内の南側の平野「南郷谷」を取り囲む南外輪山形成時における火砕流噴火の影響についての説明などに熱心に耳を傾けられました。
また現在、ジオサイトとしては取り上げていないものの、南阿蘇登山道が脇を通る御竈門（おかまど）山近くに見られる「松の木火山」の痕跡や、白川水源上部の倶利伽藍谷（くりからだに）に火山噴出物の露出が見られる「白水火山」についての質問など、南阿蘇村に存在する多くの地形や地質についての活発な意見や質問が次々に飛び出し、地域でのジオパークの盛り上がりにつながる、非常に有意義な講座となりました。
本年1月から2月にかけて、阿蘇地域の各市町村の商工団体様を中心に計八回にわたって実施するこの巡回講座では、講座にご参加いただく皆様に「阿蘇ジオパーク」をより身近に感じて頂き、また地域の皆様の「阿蘇ジオパーク」に対するご意見をお伺いしたいと考えています。
三回目の巡回講座は本日の2/6(月）に前回から引き続き、渡邉一徳先生を講師にお迎えして、高森町の旧上色見（かみしきみ）小学校跡の木造校舎を利用した施設「阿蘇フォークスクール」にて行います。
これから実施する各講座でも引き続き、ご参加いただく皆様に「阿蘇ジオパーク」の魅力と面白さをお伝えして参りたいと思います。
