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【ユネスコ世界ジオパーク再認定審査の結果について】

昨年8月に現地審査を受けました、「ユネスコ世界ジオパーク再認定審査」の結果について、本日発表があり、「再認定」との通知を受けました。

日本ジオパーク委員会からの公式発表は、以下HPよりご覧いただけます。(日本ジオパークネットワークHP内)
http://www.geopark.jp/jgn/news/2019/pdf/20190226.pdf

以下、審査結果に対する会長コメントです。
 日頃から阿蘇ユネスコ世界ジオパークの活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。
昨年8月のユネスコ世界ジオパークの再認定審査に対し、このたび審査結果が発表されました。おかげさまで、グリーンカード、つまり「再認定」という結果となりました。これもひとえに、国の機関を始め、熊本県、そのほか関係機関の方々、そして地域の方々の日頃からのご協力のたまものと考えています。
私どもとしましては、一昨年の日本ジオパーク委員会からの再認定審査により、「条件付き再認定」という結果を受け、その際にいただいた事務局体制の整備や自治体間の情報共有強化などの指摘事項につき、改善を重ねて参りました。また、阿蘇ジオパークガイド協会との協働により、熊本地震からの復興に向けてさまざまな活動も進めて参りました。
今回の結果は、このような阿蘇ユネスコ世界ジオパークの活動に対して評価をしていただいたものと思います。
ただ、再認定という審査結果は出していただきましたが、自然の威力、ジオハザードに関する教育プログラム、教育的看板整備の継続、ジオパークへの経済的支援を増やす事、連携先との明確な連携戦略を立てること・・・・といった新たな指摘事項もいただいています。今後は、これらの指摘事項の改善を進めるとともに、本来の阿蘇が持つ豊富な素材を教育や観光にさらに活用しながら、阿蘇地域の発展に寄与できるよう、さらなるジオパーク活動の充実化に向けて取り組んでいくつもりでございます。
とくに、これからも必ず発生するであろう自然災害に関しても、阿蘇ユネスコ世界ジオパークから様々な発信を続けたいと考えています。
地域の方々をはじめ、国、県、市町村の各行政機関、ジオパークの関係機関の皆様とともに、これまで以上にがんばって参ります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

平成31年2月26日

阿蘇ジオパーク推進協議会
会長  佐 藤 義 興